『人の為になる仕事をする』


高校卒業後からNZにくるまでは、主に老人ホームで介護士として働いていた。
介護士という仕事を選んだのは
中学生の時から持っていたやりたい仕事の一つだった。

私の卒業した中学校では、14歳の時に立志式という行事があり、
その中に成人した自分への一句や手紙を書く、という企画が行われた。

20歳の成人式に私のもとへ戻ってきた一句には、そう書かれていたのだ。

その通りになってるなーと思った。
事実すっかり忘れていたからだ。

そんなことを思い出した年明けだった。


介護士として12年間、

生と死、命

と向き合う、特別な経験をさせてもらった日々だった。



2018年、新しい歳を迎え、自分のやりたい事が明確になった。

やっぱり私は、たくさんの人を助けたい、支えたい。

この思いはあの頃から変わっていなかった。

今年は新しい事へのチャレンジ。
とにかくインプットの一年になるだろう。
ずっとやりたいと思っていた英語の勉強もする。

今までやりたいと思いながらも、仕事を言い訳に避けていたのだ。


全て自分次第。


時間は、命は有限だ。
明日私が目を覚まし、朝を迎えられる保証はどこにも無い。


自分の身体と心に正直に生きよう。


やりたいと思ってることはやる。

行きたい場所には行き、

会いたい人には会いにいく。

大切な人に愛してる、と愛を伝える。

謝りたい時にはすぐにごめんねって言う。

ありがとうって、感謝の気持ちを伝える。


後回しにせずに、思いを行動に移そう。




去年の終わり、大切な友達が新しい世界へと旅立っていった。

悔しくてと悲しくて沈んでいると、穏やかな空が一変。
ゴゴゴゴゴーっと音を立て、家を揺らす程の強風が吹き出したのだ。

もしかして!?と思い外に出て空を見上げた。

すると、風は止んだ。

空には青空が広がり、
彼女がはるばるニュージーランドまで会いにきてくれ、
私に微笑んでいる気がした。


『Fortune favors the brave』

勇気を持って行動した人が、幸せになれる。


彼女がいつも大切にしていた言葉だ。

5年前、彼女と別れお互い新しい道に進むとき、
私にこの言葉を送ってくれた。


私たちはお互いに海外在住とあって、
会いたいと思えどすぐに会える距離ではなかった。

状況的には難しかった去年の12月、
日本での再会が実現したのは『会いたい!』というわたしの思いはもちろん、
彼女の強い思いがあってこそ。

彼女が私に会いたい!といい行動に移してくれ、
一度は難しくなった再会も、
強く思い決めた事で、周りが理解し実現できたのだ。


最後まで伝え続けてくれた。


今でも大好きな場所で、
大好きな人達と美味しいものを食べて、大好きな仕事をして、
笑顔で楽しんでいるに違いない、と思わずににはいられない。

彼女のことを思えば、悲しくて沈んでしまう事もある。でも、


前へ進もう。


未来を見ながらも、今を大切に精一杯生きる。

やった後悔よりも、やらなかった後悔や人に言われてやった後悔の方が大きい。


やってみよう。


大丈夫、どんなこともすべていい方向に進んで行く。

決して遅すぎることなんてないのだから。






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ありがとう。大好きだよ。