Heaphy Trackのトランピング3日目、最終日。

Bushウォークを抜けて、コースト沿いを歩く言わばハイライト。
天気が良さそうでホッとする。


Heaphy Trackのゴール"Kohaihai Campsite"で、
お昼頃に夫と合流する事になっている為、まだ薄暗い時間にLewia Hutを出発した。


Hutを出て、まずつり橋を渡る。



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するとNZ固有種の木"Rimu""Rata"の木など、たくさんの木々が出迎えてくれる。



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このRataの木はNZ国内最大
残念な事に、大きすぎて写真にまったく収まらなかった。


大きな大きな木を抱きしめる。

木の鼓動と水を吸い上げる力を感じ、目を閉じる。



数年前、両親と姪と4人で伊勢神宮に行った時の事。
父が大木を見つけると、いきなり抱きしめたのだ。

"木の中を水が通る音が聞こえるよ、感じてごらん"

と、父が言う。

母と私、そして姪で同じように抱きしめ、耳を当てる。
すると、本当に聞こえたのだ。

それ以来私は、山へ入り大きな木を見つけては抱きしめ、
木々の生命力を感じ、感謝の気持ちを伝えるようにしているのだ。



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まだ薄暗く、欝蒼としているBushの中を歩く。


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さらに、つり橋もいくつか渡る。




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Coast沿いに出るまでは、たくさんの小さな沢や川を越えていく。
大きな川にはつり橋があるが、小さな沢はないので、雨が降った時は注意が必要だ。

沢を越えられないほど、大きな激流の沢になる時もあるんだとか。



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徐々に自生する木々が変わり、
"Nikau"というヤシの一種のNZ固有種のトロピカルな木や、大きなシダの木々が増えてくる。

この辺り一帯は、"サブトロピカル" な場所として知られているのが、よくわかる。



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Bushを抜けると、『Heaphy Hut』に到着。



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すっかり空が明るくなっていた。




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Heaphy Track最後のHut。
このHutもまだ新しく、きれい。


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海も見えて、ここはビーチにもすぐに出れる。
夏になれば、たくさんの人がここに泊まるだろう。


軽く行動食を食べて、再び歩き出す。



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少し歩くとNZ固有種の花、NZ Flax(亜麻)がたくさんでてくる。
花はこれから咲くようで、まだ蕾。


これは何というお花かな、かわいい黄色の花。



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ワラビもひょこっと。



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そこを抜けると、ついにコースト沿いにでた。



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海はきれいだが、かなり荒れていた。
さすが、West Coast!



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最高に気持ちがいいCoast Track歩き。


時々こんな看板も。


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" 高波の時はトラックに波が来る事もあるから、注意してね " と書いてある。



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昨日までの天気が嘘のように青空が広がり、木々の緑が生き生きとしている。



そしてCrayfish point (Koura Beach) は、Beachを歩くのだが、
満潮時は歩けなくなるので、回り道しなくてはならない。

昔ここで、3人のトランパーが波にさらわれて亡くなっている。
今回はしっかり干潮で、問題なく歩くことができた。



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再びコースト沿いを歩いて行くと、



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Kohaihai Campsiteが見えてきた!


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Kohaihai Riverにまたがる橋を渡れば、キャンプ場はすぐそこ!




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ついにゴール!



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キャンプ場にでると、ちょうどウロウロしている夫を発見。
彼もちょうど着いたところ、とタイミングばっちり!





3日間、足を痛めながらも約80kmを完歩。
毎日どこも素晴らしい自然だったけど、
最終日に歩いたTrackの自然が、私の中では1番好きだった。


今回の反省は、歩く1ヶ月前に肋骨を骨折していた為、
運動不足だったのにもかかわらず、いつもの調子で山行予定をたててしまった事。

さらに、いつもより重めの食料。

その結果足を痛めている。

自分を過信しすぎに気をつけよう。



しかし、歩いた達成感はその分大きかった。
そして、1人で歩くトランピングも大好き!と、改めて思った。


念願のHeaphy Trackは、思った以上に自然の変化が多くて、すごく刺激的な毎日。
Kiwiの声を聞いたり、たくさんのネイティブツリー囲まれ、さらには海沿いを歩く。

アクセスは、他のGrate Walksに比べるとあまり良くない。

だけど、だからこそ年末年始を避ければ、
比較的静かな山歩きができるのも、最大の魅力だ。

声を大にしてオススメする、大好きなトラックの1つになった。



最後に、今回足を痛めた事で思った事がある。

Grate Walksって本当にどこも素晴らしいトラックで、
Hutもあって、道も整備されてていいけど、夏はHutが満員の時が多い。

Hutは完全予約制。

もし、天候や体調不良で停滞したい時も、進まなくてはいけないのが難点だと思った。

こういう時DOCのレンジャーが、何か対策取ってくれるのかな?



次の記事は、南島West Coast最北端、Kohaihai Campsiteでの事を書こう。